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電子マネーの市場予測(シード・プランニング調べ)

2007年はまさに電子マネー元年とも言える年でした。今年に入り、「PASMO」、「nanaco」、「WAON」、など様々な電子マネーが生まれました。

市場調査やコンサルティング業務をおこなうシード・プランニングによれば、電子マネーの市場を買い物などのショッピング利用と、電車、バスなどの交通利用を合わせたものを電子マネーの市場と定義しました。

 

そして電子マネーの市場予測。

2006年度 5400億円

2007年度 1兆8000億円 (予測)

2010年度 4兆5000億円 (予測)

2012年度 6兆6000億円 (予測)

 

電子マネー元年の2007年度は「PASMO」、「nanaco」、「WAON」、などの電子マネーが新規に続々と参入したため、昨年度(06年度)に比べて電子マネー市場が約3.5倍という数字となりました。さらに5年後の2012年度には、利用エリアの拡大や利用者の増加によって、電子マネー市場は小額決済市場60兆円の約11%である約6兆6000億円に成長すると予測されています。

来年以降も、北海道、九州など日本の各地域でIC系の乗車サービスが開始されることが予定されているため、今後も電子マネーの利用が普及、増加していくと考えられます。

一方、消費者の目から見ると、電子マネーの種類が増えたため、プリペイド型、ポストペイド型など様々な電子マネーの規格が乱立するため、選択が難しく、使いこなすのが大変ということがあります。

今後電子マネーの市場における戦いが乱立することから、吸収される企業や撤退する電子マネーも考えらます。これからも電子マネーから目が離せないと言えるでしょう。

 

2007年12月2日

 

電子マネーの市場調査 矢野経済研究所調べ

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